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メンタル疾患当時の私の頭の中

こんにちは、まなです。

2018年11月に、人工知能学会の「コモンセンス知識と情動研究会」という会に及ばれをし、講演をさせていただきました。

その時に私のメンタル疾患当時のロジックを図にしたことがあります。

そちらを今日はお話させていただきます。

私は元々まじめで神経質な所がありました。人と比べないと自分が神経質だとか分からなかったのですが、今となってはそうだったと感じています。

人から比較的褒められるいい子ちゃんだった故に、失敗を恐れたり、褒められたいという欲が出るようになりました。その結果、完璧主義になっていきました。(これは今でも指摘されます)

その結果、完璧であるはずの自分と、本来の自分で相違が出るようになりました。

それもそのはず。人によって”完璧”の価値観は違うし、”完璧”になれる訳がありません。

そして、その相違に耐えられず「こんな事も出来ないのか」と自己評価が下がり、それがストレスに。ストレスからの体調不良や、検査しても何もない事への「自分がおかしいのだろうか」という不信感になり、医師から否定された気持ちになりました。

体調が悪いと思っているのに、何もないという事は、私がおかしいのか・・・?

どんどん失敗体験を積み重ねて、うつやパニック障害に。失敗したくない!人に迷惑をかけたくない!その思いがどんどん自分を追い詰めていきました。

私が回復したのは、まずは体調が悪い自分を認めてもらった事からスタートしているように思います。

今の私が行っているのは、鍼灸治療はもちろんのこと、同時にカウンセリングを行い”現在の自分がどうして無理をしているのか”を認知していただくことと、出来なくなった事を少しずつ出来るようにして成功体験を一緒に喜ぶ事をしています。

月に1回メンテナンスを続ける方、腰痛でたまに顔を見せてくださる方など、回復された方とお話させていただくと、出来なかった事が出来るようになるお手伝いをすることのなんと気持ちの良い事か。

私自身の経験が患者さんに受け継がれていくのを見ると、自分はメンタル疾患になった8年間が大変重要でありがたい事だったなと感じます。

今、苦しんでいる方。ぜひ鍼灸も試してみてくださいね。