2024年11月3日に東京大学で行われた、現代医療鍼灸臨床研究会にて町の鍼灸師としてお話をしてきました。地域における、鍼灸師の役割。
私は鍼灸の役割と、鍼灸師の役割は違うところにあると思っています。
鍼灸の役割は、その方の症状の緩和や改善に導くこと。
鍼灸師の役割は、鍼灸がまず適応なのか、鑑別を行いながらもしも考えられるものがあるならば病院をご紹介したり、話を聴き困っていることを整理したり、必要とあらば行政や民間企業を繋いだり、実費治療の国家資格保持者だからこそ出来る範囲があると考えています。
鍼灸院を選択する方は、最終手段だと思っていらっしゃることが多いのです。
その分、毎回私たち鍼灸師も必死。どうすれば、この方の症状が改善するのかはもちろん、生活を楽にすることが出来るのだろうか?環境を整えることが出来るだろうか?を私は大事にしています。
「すべての鍼灸院がそうなのか?」については正直分かりません。
ただ、私は、私自身が病に転落してからいろんなことができなくなった、もう人生が終わったのではないかと悩んでいた時間も多かったので、そうではないということを引き続き伝えていきたいなと思っています。
今回の現代医療鍼灸臨床研究会は先につながることも出来ました。
引き続き、今体調で困られていらっしゃる方の選択肢の一つに、もっと早く鍼灸がななれるようにがんばっていきたいと思います。
【こころとからだの鍼灸院】
元 精神疾患当事者だった鍼灸師のお店です。
三重県四日市市浜一色町5-1 はりきゅう処ここちめいど
月火金土13:00-22:00 院長 米倉まな
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